徒然記
百合とか漫画とか小説とか。雑多な話題を、つれづれなるままに。
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コトノハ・32

知らない建物がいっぱい。
でもそこには働いたり住んだりしてる人がいるわけだよね。
知らない人たち。

悲しかったり寂しかったり、
嬉しさをわかちあいたかったり、
言いたくて言葉にならないことを思ってたり。

いろんな誰かと言葉を交わして、
私の言葉で誰かが私を好きになったら、
本当に、
生きててよかったと思うよ。

私がしたいのはね、
この世界にちょっとしたドリームを与えるような…
そういうことなんだ。


セクシーボイスアンドロボ/黒田硫黄
小学館ビッグコミックスIKKI『セクシーボイスアンドロボ』第2巻より




知らなかった…! この作品が実写ドラマ化されて今現在放映中なんて!
でもどうなんでしょう。この作品、というか黒田硫黄さんの漫画に流れる独特の感覚を、映像で出すのってすっごく難しいと思うんですけど。よほど味のある役者さんとセンスのある演出が揃わないと、単に凡庸な話になってしまいそうな。
(ドラマの公式サイトを覗いてみたら、案の定というか、原作とはまったく違うテイストの話になってるみたいですね…)

七色、どころではない変幻自在の声を武器に、中学生の女の子・ニコが様々な事件を解決していくというこのお話。
あらすじだけ聞くと正当冒険活劇風なんですが、そこは黒田硫黄さんの作品。誰にも真似できない独特の絵と台詞、ユーモアやアイロニーがふんだんに盛り込まれています。

引用したのは、私がいちばん好きなシーンでのニコの長台詞の一部。
基本とぼけた味わいのこのお話の中で、最もシリアスなシーンでもあります。おそらく黒田さんの全作品の中でも、ここまでストレートに心情を語るような台詞は稀有なんではないかと。
そしてたぶんこの台詞は、漫画家として、物語の創作者・発信者としての、黒田さんの本音でもあるんじゃないかと思うのです。

それにしてもこのお話、もう続きは描かれないのかなあ…。
ニコはもちろん、相棒(?)ロボのダメ男っぷり(でもすごく純粋)も大好きなんですけども。

セクシーボイスアンドロボ1 セクシーボイスアンドロボ1
黒田 硫黄 (2001/11/30)
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2007/04/28(土) 14:36:30 | ユーチューブ動画総合サイト
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